忠臣蔵

有名なところでは、忠臣蔵というのがある。元禄時代、江戸城松の大廊下にて、赤穂藩主・浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつける事件を起こし、幕府から即日切腹をいいわたされた。藩はとりつぶされたが、家老の大石内蔵助を中心とした元藩士四十七人が、一年半後に主君の恨みを晴らすために吉良邸に討ち入り、上野介の首をとった、という有名な話。史実としてことの真相がどうだつたのかはともかく、「忠
これは義」をめぐる物語であり、きた。自分の死を賭して主君に尽くす、というのは「恋愛」どころではない真剣勝負の愛
いびとともいえる。家族でも恋人でもないのに、どうして一人の相手をそこまで思うことができるのか、現代を生きるぼくらには理解に苦しむところだけど、江戸時代まではたしかにそうした「忠義」の情が武士の聞にはあって、彼らは人生をそれによっていきいきと、そして充実させて生きることができたのだろう。まず相手がいないと、何もできないので、ここ→で相手を探してください。

もしかしたら、それはいま、ぼくらがスターといわれる人の前に行くと得られる興ふんに近いものがあるかもしれない。スターのオーラに浴することで、自らもより輝いた気分になれる、という高揚だ。ぼくもそうなのだが、有名人と出会ったり知り合い
ついそれを自慢したくなる気持ちのもとにあるのは、そういう感情ではないだろうか

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