ロックオン

にもかかわらず、ある一人の相手に心がとらわれてしまうのが「恋」だ。
一人だけに夢中になってしまうのもおかしな状態だが、一山いくらで陳列されているような人々の中からある特定の人に気持ちがフォーカスしてしまうのも、まか不思議な現象じゃないか。なぜ他の人じゃないのだろう?タイプだったから?親切にされたことがあったから?彼女が料理上手で家庭的なのを知ったから?:::でもタイプの女性は一人じゃなかっただろうし、やさしい女性は他にもいたかもしれない。家庭的な女性だってくさるほどいる。いくらでも理由なんてでっち上げられるのだ。これが決め手だ、と自分で思ったとしても、本当に何が影響したのかはわからない。あなたはここで→結婚相談所 比較 出会った人に対して、自分の理想を演じずに本当の自分をぶっちゃけられますか?

「恋」に落ちてしまう原因がわかっていたら処方婆を得るのは簡単で、人は、誰かに報われない「恋心」を募らせることをせずにすむ。そうなれば、ほとんどの「恋」の悩みは解消されてしまう。したがって小説や音楽のテーマに「恋」が取り上げられることもなくなるだろう
「恋」とは一人の相手に気持ちがロックオンしてしまう原因不明の症状。こうして文字にしてみると、いかに「恋」が不可解な体験であることかわかるはず。たとえてみるならば、八百屋に行って、一山二百円のじゃがいものざるの中から、一つだけどうしてもむしょうに欲しくてしょうがないじゃがいもが見いだされるような、珍妙な熱狂なのだ。040